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WZ MOBILE とベル打ちソフト

 先日、ウィルコムのスマートフォンW-ZERO3でパッチを当てることによって利用可能になったPocket WZ エディタですが、発売元のビレッジセンターでは着々とW-ZERO3で利用可能なソフトの開発を進めていたようで、「WZ MOBILE」という形で11月末に発売されることになりました。こちらのソフトはW-ZERO3専用ソフトということだけあって、さまざまな工夫がされているようです。このようなブログについても、本体内で編集して投稿できるようにうまくまとまっているとのこと。さらに、書き掛けのファイルをウィンドウズの走るパソコンでファイルを共有して利用することも可能ということで、さらに気軽にブログの更新ができるよう工夫されているようです。とりあえずベータテスト参加に申し込みましたが、どれくらい使えるソフトに仕上がっているのか、今から楽しみです。続き

 ただ、問題なのはフルサイズのキーボードがあるといっても、やはり小さいキーボードでの入力はかなり大変だということですね。W-ZERO3esではATOKに予測変換が付いているので、文字を全部打たなくても入力はできてしまいます。ちょっとした時間に入力するような使い方の場合、むしろ片手でテンキー入力する方が現実的です。しかし、携帯電話でメールを打つ人ならわかると思いますが、あのキーボードを使って日本語を入力するはかなり面倒です。例えば「お」という字を入力する場合、「あ」の行のキーを5回押さなければなりません。

 ただ、こうした煩雑さを回避する入力方法も存在します。もはやサービス自体が終焉に向かっているポケットベルにカナ文字を送信するために考案された入力方法、通称「ベル打ち」では「あ行」の「5番目」という形で2回(2ストローク」キーを押すだけで「お」という字を入力することができます。W-ZERO3es のテンキーには「あ行」に「1」、「か行」に「2」というように刻印されているので、わからなくなっても画面を見ながら打ってもスムーズに入力することができます。アルファベット入力には少々めんどくささもありますが、こうした入力方法をフリーソフトによって実現することができるW-ZERO3esはやはり小さなパソコンでありますね。ちなみに、ベル打ちをW-ZERO3esで可能にするソフトはこちらです。

http://hp.vector.co.jp/authors/VA004474/wince/wince.html

 ウィルコムは今年末からまた新たな端末を導入しますが、カスタマイズすることによってどんどん進化するので、新しいものをそんなに気にせずに使い続けることができそうです。もっとも、メールとウェブがそこそこに使え、防水機能が付いたジャケットフォンが出たら通常使いとして買ってしまうかも知れませんが(^^;)。

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