記事一覧

災害時に備えるために

 9月1日は関東大震災が起こった日ということで、大がかりな防災訓練が全国各地で開かれました。テレビではその様子を放送したり非常用持ち出し袋の中身を紹介したりしていましたが、テレビの報道を鵜呑みにして高い防災用品を購入しまくるのはちょっとおすすめできないと思います。私は大震災を経験したわけではないので、避難所生活を経験された方からすると、ちょっとずれているかも知れませんが、基本的には普段使いのものを災害時にも使えるように揃えておくことが大事ではないかと思います。続き

 本日のテレビでも災害用食品を取り上げていたものが多くありましたが、水で戻すだけで食べられるアルファ米とか、特別なものを買ったとしても結局食べないまま賞味期限切れになってしまうという問題があります。キャンプや登山を趣味にしておられる方には便利なものですが、私たちが普段食べているお米自体が長期保存が利く携帯食料であるわけですから、せいぜいのところ無洗米を用意しておけば何とかなりそうな気がします。おかずになりそうな缶詰や、レトルト食品などは日々の食事のために意識しなくてもためて置けます。災害時にライフラインが切れてしまったという状況を考えた時、ペットボトルの水をケースで用意しておけば、飲料水としてだけではなく調理用としても使えます。ライフラインが使えない場合の調理は主にカセットコンロが便利ですが、ここで一つ、鍋を使ってご飯を炊く方法について紹介しておきましょう。

http://sinnosukedayon.naturum.ne.jp/e18025.html

 こちらのブログ主さんのやり方は、いわゆるご飯を炊く常識とは違うかも知れませんが、かなり実践的な方法で、計量カップなどがないような状況で、ある程度目分量でも何とかなりそうですね(^^)。野外でご飯を炊く場合、飯ごうを連想しがちですが、カセットコンロを使う場合は安定が悪いので普通の蓋の閉まる鍋(カセットコンロより大きいものは周辺が加熱され、カセットボンベが爆発する危険性があるので、カセットコンロの説明書で使用が推奨されているサイズの鍋を使って下さい)で十分です。

 このようにして自分でご飯が炊ければ、災害時の食生活が格段に豊かになるでしょう。もちろん、すぐに食べたいという場合には非常用に開発された食品の方が便利であることに違いはありませんが、そうそう非常用食品を食べ続けるというわけにもいかないでしょう。今まで電気炊飯器でしかご飯を炊いたことがないという方も、こういう日をきっかけにいろいろと試してみるのもいいのではないでしょうか。

トラックバック一覧

コメント一覧