フェーン現象というのはこれだけの熱い風を持ってくるのかと思ったのが今日の天気でした。昨日から長野地方は雨で、報道されているような大雪崩を引き起こす元となったようですが、更にそこから山を越えることでからからに乾いた風になってもろに静岡地方に吹き込んできたのでしょうね。先日まで一枚上着を羽織っていてもかなり寒い日々が続いていたのですが、今日は本当に夏の趣でした。しかし、明日からはまた寒くなるというのですからたまったものではありません(^^;)。回りに風邪を引いている人が多いのもこんな天気だからでしょう。今日暑かった地方の皆さんは、今日はちゃんと布団をかぶって寝られた方がいいと思いますよ。
昨日からのニュースでちょっと気になっていたことに、山小屋に強盗が押し入って、夫婦のうちの奥さんを連れまわして今も逃げているとのこと。この種の山小屋というのは、性善説によって支えられているといってもよく、山に登る人には悪い人はいないという共通認識の下、常に山小屋のドアは開かれているといってもいいでしょう。
こうした共通認識をぶちこわす輩が出るということは、山登りの文化そのものが将来安泰ではないことを意味します。同じようなものとして私が思い出すのが、四国霊場巡りですね。
四国ではお遍路さんをもてなす文化が残っており、個人が敷地を旅人のために開いて、誰でも無料で泊まれる場所があったりします。もしそうした場所であったり、テントを張って寝ている人を襲う事件が頻発したとしたら、それこそ歩いて回るお遍路さん自体がいなくなってしまう可能性すらあります。今の時期、キャンプで泊まる方々も多いと思いますが、天候以外の事で怯えながら過ごさなければならないというのは実に悲しいものです。どうかこれから出掛けられる方はそんな事にも少しは気を留めておいていただければと思いますね。