記事一覧

サッカーワールドカップ 日本対オランダ

 今日の話題はほとんどワールドカップサッカーの日本対オランダ戦という感じでしたね。今日はちょっとお茶を買いに山奥の産地へ行っていたのですが、そこでお茶をいただいた時に担当されていたおばさんからも今日の試合の話題を振られる始末(^^;)。私自身それほどサッカーをよく知っているわけではないのですが、根拠もなく勝てるとはもちろん思っていませんでした。続き

 そもそも、世界のサッカーの中でのアジアのレベルと言うのは多少劣っていると言うのはこれまでの試合を見ている方にとっては当然のことであるでしょう。スイスがスペインに勝っても、セルビアがドイツに勝っても、それは番狂わせとまで言われるものではないでしょう。メキシコもフランスの戦いぶりを見れば順当に勝ったという感じもありますし、衝撃と言うほどではありません。アジア枠から出場のオーストラリアもドイツに大量点を献上し、あの韓国でさえ内容の濃い試合をしながらも、アルゼンチンに大差をつけられてしまいました。

 そう考えると、巷でささやかれていたように、オランダ戦を捨て試合にするという仰天プランも可能性がありましたが、今回の日本チームは非常に現実的なゲームプランを遂行したと言えるでしょう。カメルーン戦と同じメンバーを先発させ、あわよくば先に点を取るために走り回ったものの、さすがにそう現実は甘くはなかったですね(^^;)。後半の早い時間に点を取られたということは、しっかりしたゲームプランがなければそのままずるずると大量失点というパターンも考えられました。オランダの方もアルゼンチンやドイツのようにがむしゃらに追加点を狙いに来なかったのも幸いでした。

 3人の交代枠を早めに使った日本チームでしたが、勝つためには疑問が残る人選だと思われた方もおられるでしょう。ただ、日本チームの結束力を高めるためには必要な交代ではなかったかと私は思います。次のデンマーク戦を見越して、主力メンバーの怪我や不用意な警告による出場停止を避けたいという思いと、これまでの試合で主力として使われてきた3人を出して得点に繋がれば更なる戦術の幅が広がり、駄目な場合でも追加点さえ防げれば、次戦に向けて自分達が出られなかった事についての不協和音も出ることはないでしょう。本当はロスタイムにでも追い付いて引き分けであれば最高だったと思いますが、最小失点差での敗戦は次戦へのモチベーションに繋がります。そして出場停止になるような選手が出なかったのも幸いでした。デンマーク戦では現状での最強メンバーに適材適所の選手交代が行われると思いますが、それで予選を突破できるかというのはまた別問題です。そもそも、カメルーン戦に勝ったのも実にラッキーだったと言えるわけで(韓国が自国開催以外でワールドカップで初めて勝つまでには初出場から52年かかっています)、観戦する立場からするとどんな結果でもいいので予選を突破するための戦い方がはまってくれることを祈るしかありません。

トラックバック一覧

コメント一覧