先に携帯電話の3Gを利用したダイヤルアップルータMiFi2372を導入した身からすると少々複雑な想いがありますが、SIMフリーを推進している日本通信が近いうちに同じようなダイヤルアップルータを2万前後で発売するという発表がありました。今、iPadを予約しようとしている方はもう少し情勢を見た方がいい気がしますよ(^^)。
アップルがどういう経緯でiPhoneと同じく、SIMロックを付けた端末をソフトバンクに売らせるようにしたのかわかりませんが、端末代がいくら安くなるとはいえ、最低2年縛りで固定された通信料金を強制されるということは私だったらいやなのでどちらの端末もソフトバンクのSIMロックが付いたものを購入する気は今のところありません。逆にダイヤルアップルータがあれば、その日の気分で複数の通信機器を使い回すことができますし、カードの抜き差しも必要ないので、とりあえずダイヤルアップルータを中心におき、パソコンを含めた通信機器の使い分けを考えています。個人的にはiPadを購入するなら、携帯電話契約がなくても使えるWiFi対応のものの方がつぶしがききます。せめてSIMロックされたものでも、例えば2年縛り終了後にSIMロックを解除できるようならいいのですが。
ただ、しみじみ思うのですが、このようなダイヤルアップルータやスマートフォンははことごとく海外のメーカー品を輸入するような形で入ってきてしまっています。今の日本のメーカーがダイヤルアップルータを作るなら、液晶画面による細かい設定が単体でできるとか、ルータだけでない付加価値が付くとか、いわゆる日本人のさまざまなニーズに応えるだけのクオリティの高いものを出せるような気がするのですが。今回出る日本通信の300kbps以下のスピードで我慢できるなら、ノートパソコンとスマートフォン、iPadにゲーム機で使うネット環境を統一できて料金は月2,500円で済むことになります。今回の日本通信の商品展開によって、スマートフォンはSIMフリーにしなければ意味がないと思えるような状況になってくれることをちょっと期待しています。