つくづく思うのは、今の携帯電話会社というのは「釣った魚に餌をやらない」経営方針だなということです。家族の携帯電話は会社もバラバラですが、そのうちドコモ契約分について契約開始から10年経過したということでダイレクトメールが来ていました。私がメインで使っているソフトバンクと違って、携帯電話自体の購入にはそれほど割引はないものの本体電池を無料で提供するなどの優遇措置はあるようです。そんな中、昨日複数契約していたソフトバンクの回線のうち、1つをauに引っ越しました。改めて会社ごとのいいところや悪いところがわかったような気がします。それにしても、ちょっと携帯電話の情報に疎い間に、かなり安く便利に使えるようになっていることにびっくりしました。そんなわけで、新しく購入した携帯機種とそのサービス・料金について紹介かたがた書いていこうと思います。
紹介していて何ですが、今回購入した東芝のbiblioという端末はもうそろそろ店頭から姿を消しているところも多いようです。写真を見てもらってわかると思いますが、通常の携帯電話という形状ではなく、iPhoneのようですが、スマートフォンやiPhoneと同じような事は厳密に言うとできないのです。操作性もお世辞にも良くないという評判で、中途半端な印象を多くの方に持たれたのか、いわゆる不人気機種(ショップの売り上げランキングには全く入っていませんでしたし(^^;))のようです。
元々、ソフトバンクのホワイトプラン980円のみで運用していた回線との入れ替えなので、毎月の負担が大きくならないように検討した結果、今回はメール使い放題と、この機種最大の特徴である、携帯電話自体でWi-Fi通信可能な点に惹かれました。iPhoneやスマートフォンでも無線LANによるWi-Fi通信が可能ですが、このbiblioと先日出たばかりのシャープの端末SH006は、携帯電話でないとアクセスできないEZwebにパケット通信をしないで(繋ぎ方さえ間違えなければ基本料金のみでも運用可)アクセスできてしまうところが優れています。携帯電話サイトからでないと取得できないクーポンをいくらでも入手できますし、独特のコンテンツも楽しめます。ちなみに、auの場合はメール使い放題で月額780円の2年縛りプランがあるので、これにEZweb利用料を加えると1,095円プラス8円で利用できることになります(実際は購入ショップ指定の追加プランに入らないとダメで、Wi-Fi利用にも2011年6月から525円の追加料金がかかる予定)。ちなみに、肝心の携帯電話の代金は2年継続利用の条件で0円となりました。不人気機種だからというより、もうカタログからも消えかかっているゆえでしょう。ただ、私の場合通話にはこの機種はほとんど使わず、メールとネット関連に特化して使うつもりなのでそうそう人にすすめられませんが。ちなみに、最新機種のSH006の方が万能選手で普通の方にも便利に使えると思いますが、今のところは下手なパソコンよりも店頭購入価格が高いので、それほど携帯電話を何台も持ちたくないと思われるのなら、しばらく価格が落ち着くのを待った方がいいと思います。
とりあえず今は無線LANの使える自宅のみで携帯サイトへのアクセスをしていますが、最近ではルーターそのものを電池駆動させて電波がつながるところならどこでも無線LANが実現できるセットも出てきているので、そうしたものを導入し、外出先でもパソコンだけでなく携帯サイトへの通信もモバイルルータからのWi-Fi通信でまかなってしまおうと計画中です。今の携帯電話の料金体系は、携帯電話だけでインターネット使い放題でも4千円から5千円程度かかりますが、持ち運び可能な無線ルータを導入しても同額くらいの負担で済んでしまうのなら、多少めんどくさくても複数の機器を使い回した方がさまざまなパターンで多くのハードウェアが使えて便利です。これから徐々にそうした環境を整えていこうと計画中です。