本日は午後から、毎年お世話になっている藤枝のお茶農家、向島園さんへ新茶を購入しに行ってきました。主に贈答用と、自宅用に簡単に飲める粉末茶をしこたま買い込んできました。少しばかり先方とお話しさせていただきましたが、生産者の方の苦労があって楽しめるお茶ですので、今回は日本茶(特に今回購入した粉末茶)について紹介かたがた書いていきたいと思います。
自分の回りでは毎日緑茶を急須で煎れているのでそれが普通になっているのですが、日本茶よりも紅茶やコーヒーの方がいいという方もいらっしゃるでしょう。私が考える日本茶の良さとは、何よりも自分の足で生産者の所まで行き、どのように栽培されているかを自分の目で確認できることにあると思います。向島園さんのホームページでは一部紹介がありますが、やはり現地でしっかりと根を下ろしたお茶の木や、すでにかなりの数が出てきている雑草の様子を見るにつけ、草取りの作業の大変さを思いつつ、安心して茶葉そのものをいただけるだけの栽培方法をとられているのを確認することができます。私自身、普段飲むお茶は茶葉を急須で煎れる場合がほとんどですが、一杯だけ飲みたい場合や旅行先でちゃんとしたお茶を飲みたい場合には、茶殻が残らない粉末茶を常備していると何かと便利なんですね。最近では全国展開しているメーカーでも粉末茶を出していますが、茶葉をすべて粉にして体内に入れてしまうことになるため、神経質と言われるかも知れませんが農薬をできるだけ使っていないものを選びたいものです。そういう意味でも安心してのめるお茶が地元にあるというのは嬉しいものです。
テレビコマーシャルでは連日のごとく新しいペットボトル茶の製品が紹介されていますが、これだけエコということを言っておきながらペットボトル自体を減らす取り組みを紹介しないというのは、やはり大企業とテレビ・新聞との関連があるのかも知れませんね。粉末茶の場合は多少割高になりますが、ペットボトルのお茶を葉から煎れるお茶に切り替えることができれば、ペットボトルゴミだけでなく、何よりも個人がかけているお茶代を減らすことができます。自宅では同じ茶葉で三煎くらいまで出してしまいますし、相当高いお茶の葉を用意しても、一杯あたりのコストは劇的に下がります。そしてちゃんとした煎れ方でお茶を煎れれば、その味はペットボトルの比較になりません。今の季節は、出始めと比べて新茶の値段も落ち着いてきており、安くていいお茶が手に入りやすい時期ではないかと思います。普段は日本茶を飲まない方も、旬のお茶の味を試してみてはいかがでしょうか。