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無理して道具に合わせるな

 先日、ちょっとした気の緩みから左手の小指をしこたま強打しまして、現在に至ります。利き指でない方の、しかも小指ということでたかをくくっていたのですが、そんな少しのことでも両手でキーボードが打てなくなってしまいました。ローマ字入力なら一本の指でも文字入力はできるのですが、私の使っている親指シフトでは、とてもそんな真似はできません。つくづく、ストレスなく文字の入力ができることのありがたさを実感したわけですが、たまたま怪我をする直前に購入した片手入力専用キーボード、CUTKeyの入力練習をするつもりでこのブログも書いています。続き

 片手キーボードと言っても、ローマ字入力ということには変わりないのですが、あえて日本語入力をこのキーボードですることによって、ある種の不自由さを感じると同時に、これでどんな状況になってもちゃんとした入力ができるという自信がつきました。

 今日の新聞を読んでいたら、音声認識に関する新しい技術を追求している会社の社長さんの記事が目に留まりました。

http://www.be.asahi.com/20070217/W11/20070209TBEH0004A.html

 今後は、それなりに便利になるのだろうとは思いますが、基本的なソフト操作ぐらいなら使えるとは思いますが、完全にキーボードに音声認識がとって変わるのかというと、私にはどうしてもそうは思えないのですね。上記リンク記事中だけでも、これだけの「記号」が使われています。

() 「」 ―― 『』 ・  ■ ”“ ? ~ ◆ = ★

 こうした記号を、音声で入力しようとしたら、かえってストレスになってしまうのではないかとすら思えます。世の中にキーボードアレルギーである方は多いと思いますが、今私が使っているような独自配列のキーボード(50音配列のキーボードだって、もっと使われてもいいと思います)を付けた初心者用パソコンを出すメーカーがあってもいいだろうと思ったり。

http://hamachan.fun.cx/ime/sofuto.html

 こちらのリンクにあるように、マウスを使ったソフトキーボードで代用する手はありますが、ハード的に50音配列を実現している以下のようなキーボードもあります。ただ、値段が高いのが難点ですね。

http://www.sd-naracom.com/naracode/

 とにかく、今のようなハードの規格に人間が強制的に合わせられているというのは、あまりいい状態ではないということだけは確かでしょう。みなさんも、使いづらさというものを感じたら、まずはお使いのハードウェアを疑ってみてはいかがでしょう。

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2015年06月28日(日)08時37分 受信

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