月曜の夜７時といえば、なぜかゆるぎない安定感を誇るのがＴＢＳの「関口宏の東京フレンドパーク2」です。まさにＴＢＳの看板番組と言ってもいいのでしょうが、今日の放送についてちょっと一言。賞品を提供する企業について、以前三菱自動車が不祥事を起こし、パジェロの掛け声が「くるま、くるま」になったのは記憶に新しいところですが、同じように家電製品を提供している「ＰＣサクセス」が夜逃げのように倒産したのがつい先日でした。
番組の方はかなり前から収録になっていることでしょうから、今回のＰＣサクセスの倒産を受けて、何らかの画像処理が行なわれるのではないかとちょっと注目して見ていたのですが、驚いたことにＴＢＳは何ら処理することなく企業名や企業ロゴもそのまま放送していました。はっきり言ってこうした怠慢というのは一つ間違えば消費者に損害を与えてしまう可能性があります。
何を隠そう私が以前書きました１９インチの液晶モニターはそのＰＣサクセスに注文したものでして(^^;)、私の場合はちゃんと届きましたけれど、ここのシステムは代引きか銀行振込みという支払方法のため、本日のテレビを見て、インターネットのニュースなどをチェックしていない人が、ＰＣサクセスの倒産を知らずに振り込んでしまう可能性がないとは限りません。倒産したのが１月３１日午後ですから、３１日に注文した場合、入金の期限は２月６日まで（注文日から７日）となり、本日が５日ですから、気付かず振り込んでしまった人が出た場合どうなるのか。まあ、倒産した会社の口座というのは凍結されているとは思うのですが、まだ口座が生きていて、そのまま振り込んでしまったような場合、もしそのお金が帰ってこなかったら、それはＴＢＳも責任を取らなくてはならないのではないかと思います。テレビの力というのは実に強力なものです。それを感じないままいいかげんに放送をたれ流していることについてはしっかりと批判することは批判していかないと、ますます増長し、視聴者をないがしろにした番組を量産するだけです。今のままではＴＢＳには、振り込め詐欺を批判するニュースを報道する資格ありませんね。