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日本の、これから 「ネット社会の安全・どう守りますか」

 まだネットがこれほど一般的ではなかった頃、NHK(地方局ですが)の討論番組に出た知り合いの人が吐き捨てるように「台本にのっとって喋っただけだった」と言ったことを妙に記憶しています。今回の番組でも台本があり、スタッフはできるだけ台本にのっとって討論を進めてほしいとやっているんだろうなと思いながらこの番組を見ていました。しかし、企画者側が本当によくわかっているのかわからないまま、○か×かというような極端なアンケートを出演者に咎められても一切改めることなく、強引にまとめようとして、むしろ堂々とVTRで流れを誘導するやりかたはもう破綻しているということを痛切に感じました。続き

 ただ、世間的なインターネットに関する意識というものはこんなものなんだなという風に見ていると実に興味深くもあります。ネットでの誹謗中傷、小・中・高生のインターネット利用に関する問題など、全くネットを知らない人には役に立つ情報もあるかも知れませんが、インターネットをよく利用している人ほど、画面に突っ込みながら見ていただけのような気もします。

 たまたま今日の新聞を読んでいたら、首相官邸ホームページおよび小泉元首相のメールマガジンを政府が運営する事について、年間7億円もの経費を支出していたという記事がありました。さまざまなところから仕掛けられるサイバー攻撃に対処するためとの話ですが、それだけのお金があるなら、そういう仕事を多くの人に割り振ることでニート対策も打てるかも知れつませんし、政府にやってくるスパムメールや掲示板のコメントやトラックバックの発信元を国際的協力を得て特定し、多くの人が対処に困っている迷惑書き込みを減らすようなこともできるような気もします。今回の番組では特に国外からやってくる多くの無駄な情報をどうするかという事が語られていなかったのが不満であり、今後その種の事に全く展望がないのかと思うと悲しくなります。先日、私が楽しみにし読ませていただいていたブログがそうしたスパムのせいで全く機能しない状態になってしまっているという実害もすでに起こっています。誹謗中傷でブログを閉じられる方も多くいますが、それ以上にネット上に飛びかう全く意味のない文字の羅列により閉じられる方も多いのです。

 ちなみにこのブログに最近国外のものと思われるトラックバックがかなりの数やってきていますが、トラックバックにつきましてはいったんこちらで確認し、承認したもののみ公開させていただいております。つまり、宣伝目的にトラックバックを送信された方には大変お気の毒ですが、内容を公開する前に消させていただいております(^^)。

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