Step3 周辺機器を使ってみる

 

 1月10日付の朝日新聞『天声人語』に、この『超漢字』が使用している漢字コード『今昔文字鏡』を作られた方のことが紹介されていました。現代まで使用されている写植の文化、それがパソコンの前で実現できない。じゃあ作っちゃえと考えるだけなら誰でもできますが、漢字の数というのは実に膨大なものです。今、変換せずにそのまま漢字を入力するという入力方法を試しているのですが、未だ小学校で習う漢字すら覚えられませんからね(^^;)。その方は、自宅のお店を家族に任せて、日夜地味な漢字に番号をふる作業を続けられて、しかも完成した後これをフリーソフトとして流通させてくれるんですから、全く何と言う気前のよさ(^^;)。そうした人がいたからこそ、私たちが恩恵に預かっているのです。もっとそういうことは報道されてしかるべきです。反面、インターネット関連の企業が空前の利益だったんだって? お金の使い方を間違っているような気がするのは私だけでしょうかね。

 さて、そんな風にして甲骨文字からベトナム漢字も含め、多言語・多国籍OSとして登場した超漢字ですが、果たして周辺機器は使えるのか。残念ながらSCSIやUSBはサポートされていないのですよ(;_;)。ATAPI接続やパラレルポート接続は可能ですので、プリンタはウィンドウズのものを流用可能です。しかし、新型のものはすぐにはサポートされてないものがあり、その点は注意が必要です。私の持っているエプソンのPM−700Cは機種選択のリストにもありドライバーなどを導入しなくても使用できました。皆さんの中で導入を考えていらっしゃる方は、その辺をパーソナルメディア社のホームページに行って確認してくる必要があるでしょう。また、逆に言うと買い替えで不要になったプリンタを再利用するチャンスでもあります。

 とりあえずこのOSはウィンドウズに代わって全ての仕事をすることを担っているわけではないと私は考えていますので、とりあえず使えるプリンターを入手することがよりよく使うための第一条件でしょう。(2000.1.10)


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