閏月と合わせ旧暦二月が二つある(ニンガチターチャー)ので今年の春はカジマーイ。皆々様、いかがお過ごしでしょうか。
思い起こせば、13年前、1991年春、ルポライター・竹中労は最後の仕事をここ沖縄でと病魔を押してやってまいりました。凄まじい気迫でルポルタージュを実践し、そして倒れました。彼の示したドキュメント(エスクァイア誌 ’91年8月号など)は沖縄音楽のエキスの魁であったことは言うに及びません。
1969年、初めて沖縄を訪れて以来、沖縄音楽の地域性と独自性を内外にアピールし、その取り巻く状況に常に警告と警鐘を鳴らしていました。74年、75年、三度の琉球フェスティバルの開催。その間36枚に及ぶレコードの製作。竹中労の情熱に沖縄の歌者はどれ程励まされ勇気づけられたことでしょう。沖縄音楽が沖縄の中で一番勢いのあった時代に竹中労という一人のルポライターと嘉手苅林昌をはじめとする島うた興隆の基本であり、目標であるとも言えましょう。
さて、竹中労の情熱と功績の数百分の一のモニュメントにでもなればと、我々実行委員会有志は石碑を建立し、除幕式と心ばかりの小宴を下記の日程にて催したく存じ、皆々様へお知らせする次第であります。なにとぞご出席なさいますようお願い申し上げます。
(なお、案内が抜けてる方が大勢おりますと存じますので、友人知己にお知らせ下さいまして共々ご出席なさいますようお願い申し上げます。)
竹中労石碑建立実行委員会会長 備瀬善勝
実行委員(順不同):上原直彦、山里勇吉、国吉源次、大城美佐子、
饒辺愛子、知名定男、大工哲弘、嘉手苅林次、
高嶺剛、安次嶺和子、當山忠、竹中晃、林伸行、
寺田義隆、小浜司
日時:2004年5月19日(水) 午後6時
場所:民謡クラブなんた浜
会費:¥5,000−
問い合わせ:098−932−3801(キャンパス・レコード)
098−860−4668(島唄カフェまるみかなー)
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