ここまでくるのが、本当に長かったです(^^;)。思えばいつの間についたのでしょうか、パームパイロットのガラスにひびが入ってしまったのは昨年のことでした。以来、別の電子手帳でお茶を濁してきたのですが、やはり起動も動作もきびきびしているPalmOS搭載機への想いは絶ちがたいものでした。それに加えて、今Visor人気で盛り上がっている状況もあって、安く出たらそちらを買おうとおもっていたのですが、今月に入って新機種の投入があるのではと言われている日本語版ワードパッドの現行機種がいきなり一万円引きの29,800円で店頭に出ているではありませんか。こうなれば話は早いということで、即決してしまいました(^^;)。しかし、ただの衝動買いではないんですよ。このワードパッドはすべてが日本語化されていますが、従来の英語しか表示できない機種を日本語化するソフトも動きます。別のページでも紹介していますが、当初発表された日本語辞書に嫌気がさした私は、自分で文章をバリバリ入力するために当時ついていた辞書の数倍の容量を誇る日本語変換辞書を仕上げました。それが『dic-t』というやつです。反響はそこそこでしたが、この辞書は私のページからリンクを張っている石橋さんに受け継がれて、名前も『dic-it』という風になりました。で、最近になってそのdic-itがPalmOS英語版を日本語化するソフトの次のバージョンに添付されるという話が聞こえてきました。そんな中、私自身がPalmOS搭載機自体を持っていないというのも何だかなあということなのです、はい(^^;)。現在は本体に標準搭載の日本語関連の内容に驚きつつも、今後の展開的に面白い辞書が作れないかなあと考えている次第。そういうことをやろうとするにはまったく打ってつけなのがこの日本語化されたワークパッドではないでしょうか。将来カラーになっても、単四アルカリ電池で二ヶ月もつというバッテリー寿命は不滅でしょう。これを機会に皆さんにも、その良さというものを伝えられたら本望です。
文字は四角の枠の中に変形アルファベット(左側)と変形数字(右側)を書き込んでいきます。立ったままの入力で、なれれば結構早く入力できますよ、実際の話。英語版と違って『変換』『確定』と、ひらがなをカタカナに、日本語からアルファベットに文字種を切り替えるスイッチもあり、より入力がしやすくなっています。 とはいっても入力しにくいのが、多くの記号類です。なかなか覚えるわけにもいかないので、表面のガラスをカバーする蓋の裏にシールを張るスペースがあったので、記号の書き方解説をここに張ってあります。ここまでくると、メールを書いてそのまま送信なんてことをやってみたくもなりますが、私はそういうことには否定的です。だって、このマシンでもユーザーメモリが4メガバイト。アプリケーションも数十キロバイトで動くように工夫されたOSに、ログだけで数十メガバイトなんていうものを載せるなんて(^^)。あくまでも私は軽く軽快な動作をさせることにこだわりたいですね。
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ガラスが破損したPalmPilotProとの比較その1。こう見ると日本語版のほうがかなりうすいように感じますが、ちょっと曲線的なデザインになっているからで、実際は多少薄くて小さい程度です。しかし、液晶のカバーが標準で付属しているので(取り外し可能)、このまま持って歩けるというメリットはあります。それは裏面を見てもわかります。 |
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裏面の比較です。英語版である左の下の金色の部分に注目してください。これはコンピューターとシンクロするために接触する接点です。英語版はその部分がむき出しになっていますが、さすが細かいことにうるさい(^^;)日本人むけに、日本語版ではその部分に可動式のカバーが付いているのです。また、上部には赤外線が付いていますので、そこからノートパソコンとデータのシンクロが可能です。 |
というわけでいかがだったでしょうか。今後この場でまた、何かやるかもしれませんので、興味のある方、楽しみにお待ちを(^^)。
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