充電器と外付バッテリー

 

 携帯バッテリー各種

 PDAや各種電話類など、モバイルで運用する機器を旅先などで長時間使うためには、当然のことながら電源の確保という問題が付きまといます。PDAやデジカメなど、専用のリチウムイオンバッテリーを採用する場合が多く、そうした機種を使うために複数のバッテリーを常備するのもコストがかかりますので、できるだけ電源回りを共通化したいというポリシーの元、市販の単三型ニッケル水素電池を使った充電方法の使える機種を使っています。ここでは、単三型ニッケル水素電池を使った電源管理の方法について紹介していきます。

充電器クイック・エコ

単三型ニッケル水素電池は、以前は電源管理が大変でしたが、三洋のエネループや松下の通称パナループ(以下の表記もこれに統一させていただきます)などの登場によってそれほど神経質に充電を行なう必要がなくなりました。充電のためにはメーカーが出しているリフレッシュ機能付きの充電器でいいのですが、私は電池チェックが厳しいものの、電池本体がそれほど熱くならず、充電も比較的単時間で終わるキムラタン(子供服メーカーとしておなじみ)のQuick Ecoを使っています。エネループなどの高品位ニッケル水素電池でも充電回数は約1000回とされていますが、この充電器を使うと従来の約5倍、2,500回の充電が可能とのこと。そこまで同じ電池を使うのかという突っ込みはなしにしていただいて(^^;)、単3形ニッケル水素電池(2,000mAh)の場合、1本あたり30分という高速充電の実力は本物です。ともあれ、こうした充電器を一つ用意しておけばいいでしょう。

ポケパワー BQ-600K

充電した電池は単三を利用する機器に使えるわけですが、今回はこれを各種携帯電話・PDA・電子機器の外付けバッテリーとして使います。単三電池を使って外部給電をするものには単三電池を4本使うものがこれまでは一般的でした。こちらは松下が新しく出した単三2本用のもので、パナループ2本と、充電クレイドル(こちらの充電は普通充電なのでほとんど出番はなさそう)の付いたUSBモバイル電源「ポケパワー BQ-600K」を新たに購入しました。本来、携帯電話や携帯音楽プレーヤー用ということで、携帯電話接続用ケーブルも付属します。

USB端子

側面にこのようにUSBポートがあります。大きさも相当に小さく、各種ケーブル類と一緒に持ち歩いても全く苦になりません。

出力 DC5V 500mA

裏面にある記載ですが、5V500mAとあるのは、ニッケル水素電池使用の場合です。付属電池ではカタログ値ではありますが70分間の連続給電ができます。アルカリ電池やオキシライド電池では電流が250mAと半減してしまいますが、給電自体は使えます。

デジカメ充電中

実際、何が充電できるのかといいますと、携帯電話・PHSの他に、あくまで自己責任となりますが5V用のプラグがある富士フィルムのコンパクトデジカメでも給電ランプが点灯しました(パソコンショップなどでPSP用として売っている電源供給ケーブル使用)。さらに、写真にはありませんが、PSPやw-zero3、w-zero3 〔es〕でも一応動いているのを確認しました。ただし、メーカーは動作を保証していませんので、あくまで自己責任でお試し下さい。

バッテリーエクステンダー2

こちらの方は単三4本を入れて使う「バッテリーエクステンダー2」です。BQ-600の方は内部に出力電圧を5Vにする回路が入っているようですが、こちらの方では写真にあるプラグ(USBケーブルおよび、ACアダプタ形状への変換プラグ2種)の中に昇圧機能が入っています。カタログ値ではニッケル水素電池(本体では一本1.2V程度)を5.6V程度まで上げられるとのこと。5Vよりちょっと電圧が高いのが心配ではありますが、今まで使っていて問題は起こっていません。

ライト点灯

こちらの機種の特徴として、写真のように3つのLEDライトを内蔵していて、外部バッテリーとしての利用の他、簡易ライトとして使えるというのがあります。バッテリー充電用として使えなくなった電池でも、ライトを光らす程度には使えてしまうということで、効率よく電池を使い回すことができるというのも単三タイプの充電池ならではのメリットではないかと思います。

携帯電話等充電ケーブル

現在メインに便っている携帯電話とウィルコムのPHSです。電源供給用のケーブルは100円ショップのセリアで購入しました。データ通信には使えない充電専用のものですが、カールして小さくまとまったケーブルはおさまりやすく、大変重宝しています。日常では小型のBQ-600を持ち運び、いざという時に備えることで、電池切れを気にせずに思う存分使えます。旅行などの時は充電済みの単三ニッケル水素電池を複数持っていき、2つの外部電源を使用することで対応しようと思っています。


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