PDA時代のシステム手帳

 

Visorとほぼ同じ大きさのシステム手帳

 個人的に紙の手帳を持たなくなって久しいのですが、今回、まさにVisor Platinum とほぼ同じ大きさのシステム手帳を入手することができました。本革製らしく、定価が8500円だったのですが、バーゲンの財布の中にまぎれ込んでいたためか、名刺入れの類と間違われたのか(事実ちゃんとした名刺入れとしても使えそうですが)、購入したのは500円でした(^^;)。
 折角安く入手したので、なるべく使えるような形でカスタマイズしたいと思いいろいろ試してみました。できるだけPDAと共存するような使い方について考えていきたいと思います。


ABXの手帳

 ごらんの通り、ABXというブランドのものです。購入の際には本体以外のものは何もありませんでした(あったとしたらちゃんと手帳として認識され、ここまで売れ残ることはなかったでしょう(^^;))。差さっているボールペンは家にあったもので、以前別の手帳で使おうかと思いつつ取っておいたものです。で、いきなり年間カレンダーがありますが、これは既製品を買ったのではなく、ネットを巡っていて見つけたフリーソフトで印刷したものです。
 ozsoft というホームページがそれですが、このページを見ると実にいろんな種類のシステム手帳があるということがわかります。このサイズのものは恐らく一番小さく、Yシャツの胸ポケットにもちゃんと入りますが、これは住所録やさまざまな情報をPDAに入れているからこそ、かさばらないでスマートに持てるということも言えるわけで。いろんなものを詰め込んで、パンパンに膨れ上がったシステム手帳から脱却できたのも、PDAのおかげなんですね。

見開き月間カレンダー

 この予定表を含む様々なテンプレートが簡単に印刷できます。このページにある「ozprint システム手帳印刷」は、とてもよくできたソフトです。A4サイズの用紙をプリンタにセットすると表裏ひっくり返して印刷して下さいというアラートが出ますので、そうして印刷することによって、一枚のA4用紙で6枚(そのうち2枚は無地用紙)が印刷できます。
 さらに罫線が入ったものや方眼紙、別のソフトを導入することによって時刻表など、かなり幅広い用途に対応します。100円ショップにもテンプレート用紙がありますが、このソフトのすごいところはパソコン上から取り込んだ予定や住所などを反映させた形での印刷も可能だということです。月間ではなく週間予定などなら、その都度スケジュールをパソコンで入力した形で印刷すれば、まさにシステム手帳とパソコン上の情報を共有しながら使うことができます。ハードディスクは壊れることがありますが、こちらの方は燃えでもしない限り何とかなります。予定のバックアップ用途としてもなかなか面白いものがあります。ただ、写真にある予定表はインクジェットプリンタで作ったものなので水には弱いです(^^;)。万全を期したい人はレーザープリンターのご利用をおすすめします。

スケール入り下敷き

 用紙については上記ソフトで型を取り、その線に沿ってハサミで切り、穴あけをすることで簡単に作れるのですが、たまたま100円ショップでこんなしおりと下敷きを見付けました。これが入っただけでかなりシステム手帳らしくなりました。定規の代わりとか、無地の紙の下敷きにすれば、小さい字で書いてもそんなにごちゃごちゃしなくなるのではないかと。
 穴あけについては、文房具屋さんに行くと専用の穴あけ器がありますが、ちょっと高いので今は普通の2穴の穴あけ器を使っています。いちいち手作業でやるのがめんどくさくもありますし、2穴タイプだとちょっと大き目なんですね。こちらの方についてはまめにお店を回るなどして安く購入できれば嬉しいのですが。

折りたたみ地図

 デジタルにできないことというのはまさにこういうことですね。こちらのサイトにある地図ファイルの中から「レールウェイマップ首都圏版」をダウンロードしてきました。ちゃんとタイプ別に折り目の指示まであり、下の写真のようにしっかりと手帳にはさみ込むことができます。鉄道だけでなくハイウェイマップなどもあります。また、この大きさに収めることができれば、自分でも作ることができそうですね。
 デジタルと違うアナログ手帳のよさは、電池がいらないということの他にも、まだまだ日常的に電子デバイスというものが認知されていないようなところもあり、ちょっとしたメモのために大がかりなPDAを出すというのもちょっとはばかられる場合があったりするんです。単なるメモ帳などを持ち歩くという感じで今までやってきたのですが、こういう感じで揃ってしまうと、かなりスマートにメモ取りなどもできそうです。

クリアケース

 最後のところに閉じこんであるのが、これも100円ショップで手に入れた二種類のクリアケースです。ジッパーで密封することができるので、こちらもいろんな用途が考えられます。見出し用のポストイットを入れておくとか、切符などポケットの中で行方不明になってしまいそうなものを入れておくとかですね。
 その他、私は使いませんが、カード型の電卓を忍ばせておくとか、写真を入れておくとか、考え出すときりがありません。この他にも、アイデア次第で様々に利用できそうです。PDAとの違いを考えながら、アナログにしかできないことというのをこれからも考えていきたいと思っています。


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