ラジオの魅力

 

クーガ2200

 知らない人はまるで知らないでしょうが、インターネットで世界に繋がる前に、世界のラジオを聞いて世界と繋がろうという人たちがBCLブームというのを作り出したことがありました。家電メーカーもこぞって短波放送の受信に特化したラジオを販売し、かなり市場的に成功してたんです。それがまさに、パソコン(といっても今のゲーム機よりさらに劣る、単純なプログラムしか実行できず、インターネットにも繋がらない)の売り上げが伸びるに従ってこうしたラジオも数が少なくなっていきました。上の写真のモデル、パナソニックのクーガ2200は周波数表示がデジタルになる直前のマシンで、今考えると時代を象徴するようなラジオでした。このラジオの特徴は、上部にあるAM用のジャイロアンテナ(^^)です。AM放送は指向性があるので、目的の放送局に向けてアンテナを回転させるのですが、単にラジオを聞いているだけなのに、何か高尚な作業をしているようで実に面白かった。残念ながら今は調子が悪いのですが、改めてラジオの魅力についてここで紹介してみようと考えました。テレビとラジオの差というのは、画像のあるなしだけではありません。むしろ多くの人に注目されない分、ラジオの方がパーソナリティ(マイクに向かってしゃべる人ね(^^))の本音が聞けるような感じがします。インターネットの時代ラジオなんてという声もあるかも知れませんが、今のインターネットラジオは便利なようでいてコマーシャルや再配布禁止の楽曲などを放送できず、きわめてストレスがたまりやすい放送となっています。みなさんもテレビをお休みしてラジオに耳を傾けてみませんか。


 


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