単なるラジオを何で複数持つのか(^^;)という突っこみが入ってきそうですが、ラジオにかける時間が多くなってくると、その場その場においてまさに腕時計のようにラジオも変えてみたくなるものです。とはいっても、ちゃんと使い分けているんですけどね。というわけで、現在私が使っているラジオを紹介しましょう。
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ソニーが誇るAM放送高感度受信機『ICF−EX5』です(現在はICF-EX5MK2としてカタログに掲載されています)。この機種はロングセラー機で、今もってこれを超えるラジオはないということを表していることになるのかも知れません。長さ18センチの内蔵バーアンテナはソニーでも最長で、別段外部アンテナをつなげなくても高感度でたくさんの放送局を受信できます。おまけとして日本短波放送も聴けますが、メインはやはりAM放送です。あと、この機種としては画期的な『同期検波機能』が搭載されています。これは、同じ周波数で混信した場合、微妙にずらすことで混信を避けることのできる機能で、かなりたくさんの放送局が入ってくる夜の受信には実にありがたい機能です。この機能搭載のラジオは単体で3万円以上する場合が多いのですが、こちらの方はAM放送だけに機能を絞っているせいで、定価が15,980円となっています。しかし、ACアダプターは付いていないので(実売2千円程度)主に家で使う場合はその分の出費も用意しておいた方がいいでしょう。スピーカーからの音も安定していて、長く使える名機だと思います。 |
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このラジオは選局にアナログダイヤルが用いられていて、デジタルのダイレクト選局という芸当はできません。しかし、この写真を見ていただければおわかりの通り、全国津々浦々の放送局がダイヤルに表記されています。受信した放送局を確認するためにはしばらく放送を聞いてコマーシャルで確認するなどの手間が必要ですが、ダイレクトに放送局の周波数を暗記している人というのもまれでしょう(^^;)。さらに、アナログ式の良さとして、周波数と周波数の間にあるダイヤル表記されていないラジオ局も微妙なダイヤルの動かし方によってとらえることも可能かも知れません。確かにデジタル式のラジオの方が簡単かも知れませんが、周波数の確認については以下で紹介する別のラジオでもできますし、アナログの良さというのをじっくりと感じ取れるラジオだと思います。 |
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ちょっと見にくいですが、このラジオの右下にマークがあるのです。これはAMステレオ放送受信可能というラジオで、このサービスが始まった10年前に購入しましたソニーの『SRF−M100』という今では生産中止になってしまった携帯ラジオです。ステレオ放送は東京地区の放送局で始まり、全国へ波及すると思っていましたが、残念ながらそうはいかなかったようですね(^^;)。スピーカーはステレオではなく、ステレオ放送はイヤホンで聴きます。チューニング方式は自動選局はできず、かわりに札幌・東京・名古屋・大阪・福岡・JR(新幹線で放送している車内チャンネルの周波数)地区の周波数がプリセットされています。残念ながら私の住む静岡はないので、自分でメモリーしなければなりませんが、片手で持てるほど携帯性もよく、上記ICF−EX5とセットで使うことで、周波数の確認もできますし、なかなか使い勝手のいいラジオです。またオートパワーオフ機能が付いていて、自動的に90分経つと電源が切れるので、寝付かれない時にボリュームを絞りつつ枕元において使ってます。 |
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電池のいらない、非常用にと購入したラジオです。ソニーにも同じようなコンセプトのラジオがありますが、防適機能があるためかちょっと高かったので、そこそこブランドイメージのあるAIWAのやつを購入しました。 |
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今のラジオの売れ筋はイヤホンで聴く通勤ラジオということですが、確かに歩きながら聞くような場合、小型のラジオは便利です。このラジオはそういう目的で購入したのではないんですが、今はもっぱら、ナイトウォーキングのお供として使っているカシオの見えるラジオです。 |
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野外作業用のラジオ『ICR−S71』です。購入しようかどうしようか迷っているうちに、メーカーの方での在庫がなくなってしまい取り寄せ不可能といわれ、ぎりぎり他の店舗の展示在庫を取り寄せてもらいました。値段はだいたい5千円くらいです(ちなみに、これを書いている2009年十月現在は入手可能のようです)。 |
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このラジオはAM放送専用でFMの受信はできませんが、そのかわり、市販のラジオでは珍しいワイドAMの受信が可能です。以前は1605KHzまでというのが当たり前でしたが、最近では交通情報受信のため1629KHzあたりまで聴けるラジオが一般的になってきました。このラジオはさらに広く、1705KHzまでカバーしています。海上交通無線局や灯台放送なども聞くことが可能です。防水機能付きということで、海辺で聞くにはかなり便利なのではないでしょうか。書き忘れましたがこのラジオ、単一電池二本で動き、マンガン電池で170時間電池が持続するとのこと。最近はどこの100円ショップへ行っても単一電池二本のセットが100円で買えますし、非常用のラジオとしても必要十分のスペックを持っています。ちなみに私は、単三電池にかぶせるアダプタを利用して、充電可能なニッケル水素電池で使っています。 |
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操作部といっても電源と選局、音量つまみがあるだけですが、蓋をこのように開けて操作します。ちょっとめんどくさいですがこの蓋によって一度合わせた放送局がずれてしまうことがなくなります。まあ、こういう形にした理由は水や雪などが入ってこないようにとの意図が大きいでしょうが、この蓋のおかげでかなり全体的にすっきりした印象になりました。 |
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たまたまリサイクルショップをのぞいていたところ、こんなラジオを見つけました。実はこれ、当時の定価で5万円以上する短波ラジオで、下の写真の通りカセットテープレコーダーが付いているのです。この機種はよくカセット部が壊れるのが多いそうで、そのリサイクルショップではラジオ部には全く不具合がないのに、カセット部が壊れている本体のみを1,500円で売っていたのですぐに購入しました(^^)。型番はICF-SW1000Tで、短波だけでなくAMやFMの感度もよく、単三電池2本で動くのでちょっと大きいですが旅行にも持っていくことができそうです。 |
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このラジオが出ていた当時はラジオを録音するにはカセットしかありませんでしたが、今ではMDやICレコーダーのような手段もあります。あえてここはカセット部は修理しないで使うことにします。実のところ、ソニーの現行機ラジオというのは、これだけの機能が揃ったものはありません。デジタル表示でわかっている放送局に合わせるだけでなく、ちゃんとスキャンもしてくれますし、多くの局をメモリーしておけます。『同期検波機能』やSSBなど、まさに昔からの憧れだった機能がこんなに安く手に入ってしまっていいのかという感じです。これでまた、ラジオとの蜜月期が続きそうです。(2005.10.17) |
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近くの放送局を聞くため、小型ラジオをこれから購入したいと思っておられる方におすすめしたいのがソニーのICF-M260です。単三2本で動く一般的なラジオですが、ボタン一発のダイレクト選局ができ、誤動作防止のホールドスイッチ、寝ながら聞くのに重宝するスリープスイッチを装備し、枕元に置くラジオはこちらになっています。ちょっと前、ディスカウントショップで2,500円で購入しました。 |
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防災用ラジオとしてはかなり前から発売されているのが、日本国内製造のICF-B100です。災害用というと手回し発電ができるハンドルが付いているというのが多くの方の持たれる印象ではないかと思います。しかし、本当に緊急のためなら便利かも知れませんが、長時間聞き続けるためには延々と手回しハンドルを回し続けなければならないというのは意外と不便なものです。このラジオは一応の防水機能と非常用ブザー、夜中に手元も照らせるダイヤルライトなどきっちりとまとまっています。個人的には今までお風呂で使っていたICR-S71で聞けないFM放送も聞けるので、メインのお風呂ラジオとして、そしてもちろん非常用としても使っていこうと思っています。また、災害用として作られているだけに、野外での利用のメインとして使うことになると思います。 |
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もしもの時に使えないということがないように、長期保存が可能なリチウム電池を主電池とは別に搭載しています。本体には電池残量を確認できるインジケーターが付いていますので、定期的に残量を確認し、効率的に電池交換ができます。手回しでしんどい思いをするよりもこちらの方が私には向いていると思っています。もちろん、インジケーターは主電池でも動くので、外出の前に確認して少なくなってきたら交換するなどメンテナンスも簡単なのがうれしいですね。 |
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手回しハンドルのない非常用ラジオには同じソニーが出しているさらに小型のICF-B50もありますが、そちらの方は単三電池2本専用(リチウム電池は付いています)です。ICF-B100の他にない特徴として、単一、単二、単三のどれでも2本(同じ種類の電池でないとダメ)が使えるようになっています。写真では充電式のニッケル水素電池を使っているので単三2本ですが、電池の底にある部品がスプリングにより下に動き、違ったサイズでもしっかり電池箱内にフィットするようになっています。製品には単一のマンガン電池が2本付いてきましたが、どうしてもという時以外には単三を使うと思います。 |
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