NTTdocomo eggy

 

eggy全景

 NTTdocomoがPHSによる画像配信のために製作した戦略的端末がこのeggyなのですが、携帯でテレビ電話のできるFOMAが発売になった今、見事にこけた感があります(^^;)。しかし、この端末、インターネットにつなげなくてもそれ自体で十分魅力があります。本体で動画を見ることができるため、それ自体でも動画が撮れ、本体添付のソフトを使うとキャプチャーで取り込んだテレビ番組やビデオの映像もこの液晶画面で見ることができるんですよ。カメラ的には35万画素とトイカメラ的な設定ですが、メールに添付したりこうしたWeb上で動画を公開するためには必要十分の絵が撮れます。私は新品を8,800円で購入しましたが、安く売り出されていたら即買いの端末だと思いますよ。


カメラに見えない(^^;)

 非常にカメラらしくない外観です(^^;)。逆にいうと、端から見ると液晶画面を見ながらゲームでもやっているように見えてしまいます。だからといって盗撮は御法度です(^^;)。というか、子どもや動物を撮る時に、カメラを構えていることを意識させないということで自然な表情を狙えると言うことですね。レンズは180度回転して自分の姿も撮れますし、このレンズはよくできていて、真下に収納することで、再生モードと録画モードが自動的に切り替わります。

コンパクトフラッシュ

 カメラ自体に6MBの内部メモリはありますが、カメラの性能を生かすためには外部メモリの購入は必須です。もちろん、これ自体で動画が撮れるのですがパソコンと連携することによって別の画像でもeggyで見ることができます。現在デスクトップパソコンにはテレビチューナーユニットを導入していて、MPEG1ファイルで録画できますので、それを付属のソフトでMPEG4ファイルに変換し、ファイル名を特定のものに変えることで簡易ハンディビデオ環境が実現するのです。160×120のファイン画像あたりなら何とか見られる感じになります。

画面表示

 これが撮影スタンバイ中の液晶画面ですが、カードにじかに動画を書き出すことができます。メーカーでは192MBまで動作報告がありますが、最近安くなっている128MBのコンパクトフラッシュを今回購入しました。画像がなめらかな160×120のファインモードでは80分程度、コマ数が少ないのでカクカクした画像になりますが320×240のファインモード(左の画面)では40分程度の連続撮影が可能です。他社メーカーの動画デジカメでは連続撮影のリミットがありますから、こうした連続撮影のできるメリットというのは存在します。

・サンプル画像(再生にはメディアプレーヤーが必要です)

 メディアプレーヤーのダウンロードはこちらから

 

(その1)

……静岡市内を走る電車です。夜でもこれだけ撮れます。(348KB)

(その2)

……10倍速で撮った国道の画像(254KB)。ちなみに、40倍・100倍でも撮れ、朝顔の観察などに重宝すると思われるインターバルモードというのを使いました。

 

eggyに三脚を付けよう

EPiON用アダプター

 近所のカメラ屋さんがセールをやっていて、ワゴンの中に富士フィルムの超小型カメラEPionTIARAix用の三脚用アダプタが置いてありました。定価は千円ですが、破格の100円で購入(^^;)。安いとは言え、なぜこんなものに食指が動いたのかというと、これを使えば三脚用の穴がないeggyを三脚にのせて使えるのではないかと思ったからです。電池別の重さが140gという軽いカメラなので、不安もありましたが、何とか固定することができました。というわけで、どんな感じになるかをここで紹介することにしましょう。

マジックテープで固定

 eggyにとりあえず付けてみました。内部はすべり止めのクロスが貼ってあり、これだけでもカメラ本体を支えてくれます。いざという時にはゴムやマジックテープをこんな風につけて固定することで、安心感は増します。でも、ちょっとした撮影でしたら、そのままでも大丈夫そうです。ただくれぐれもメーカーの保証外の使い方ですので(^^;)、落下に気を付けつつ使うのがいいと思います。

三脚につけたeggy

 こんな感じになりました(^^)。このカメラを使う中でどの程度三脚を使う場面があるかということですが、何しろこのカメラは長時間の動画が撮影できるのですね。ということは、ACアダプタをつないで置いておくことで、普通の動画だけでなく、インターバル撮影に威力を発揮しそうですね。昆虫の羽化とか、花の開花の様子とかを撮影する際のカメラ位置を構えるのが簡単になりますね。

縦置き

 どちらかというと、横置きよりも縦置きの方が安定するようです。今回、計らずも安くアダプタを購入できましたのでこのような実験もできました。あとでパソコンなどから画面を回転して見ることができる場合にはこんな使いかたもありということですね。今回紹介した方法は本体に傷を付けることなく三脚が使えるということで、興味のある方はぜひ試してみてくださいね。


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