Sanyo IDS-M1

 

IDS-M1

 デジカメの記憶装置には覇権争いのごとくさまざまな規格が乱立しますが、このiD PHOTOカードも結局普及しませんでしたね(^^;)。一枚で730MBもあり、カードを直接本体に入れて写真だけでなく動画まで撮れるデジカメもあるんですが、いまいち知名度がないのがつらいですね。
 そうしたメディアの衰退と関係あるのかどうか知りませんが、このiD PHOTOカードを利用したデジカメ用のディスクストレージを10,000円で入手しました。それが今回紹介するIDS−M1です。将来的にメディアの入手について不安が残りますが、ディスク自体が書きかえ可能で長期間使えますし、ハードディスクのように衝撃にも弱くないので、これはこれで使えるのではないかと。


利用できるメディア 本体手前にある各種メディアスロットです。上がコンパクトフラッシュ、下がスマートメディアになります。今後多くのデジカメが、SDカードやピクチャーカードなどへ移行していますが、コンパクトフラッシュ用の変換アダプタを利用すれば読むこともできるようです。まあそれは、実際に試してみないとわからないのがつらいですが。
 また、この写真の右上にUSBのコードが見えますが、これで直接パソコンとのやりとりも可能になっています。メディアアダプタのようにも使えますし、いったん本体内のディスクにコピーしてから、そのディスクに直接アクセスして内容をコピーできます。対応のパソコンはメーカーのページを見ると、ウィンドウズのバージョンではWindows98 Meのみということで、今の主流であるXPや2000を保証していませんが、これはパソコンから直接本体内のディスクに直接アクセスするためのソフトが対応しない恐れがあるためということだそうです。今私が使っているのはWindows2000ですが、特別なドライバの更新なしにすぐに利用可能になりました。ただ、ディスク内に収められた撮影データは属性が「読み取り専用」になってしまうため、画像を加工する場合には「プロパティ」から属性の変更をする必要があります。

電池スペース この製品のもう一つの特徴は、アルカリおよびニッケル水素電池での動作が可能であるということが言えるでしょう。単三型四本でのデータ移動ができます。データ移動には液晶の上の「SAVE」ボタンを矢印の方向に押せば転送が開始されます。旅先での撮影の場合、枚数が増えるにしたがってメディアを増やすというのも手ですが、ディスク一枚で730MBもあるので、私の持っている200万画素のデジカメの場合、約1200枚も保存できます。そうなると、メールや簡単なインターネットならPDAでできる状況では、あえてパソコンを持って行く理由がなくなってしまいます。今のうちならまだディスクも購入できるかもしれませんから(小売価格が一枚3500円)複数用意すればかなりの長期旅行にも対応できそうですね。私の場合はほとんど投げ売りに近い形で購入できましたが、安値で売られていたら拾う価値のあるものではないかと思います。(2003.1.22)

 


 

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