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基金にお金を出す人は

 朝のニュースを読んでいたら、政府と東京電力が、福島第一原子力発電所の被災者への賠償金支払いのため、基金を創設する検討に入ったというのが目を引きました。政府と東京電力の他、日本の他の電力会社にもお金を出すようにするとの事ですが、個人的にはもっと対象を広げてもいいような気がします。

 大きな地震が起きてから一ヶ月あまり、今だにどこでも義援金を集めている中、いかに個人といえども原子力発電の不始末まで負担するのかという批判も出ると思いますが、私が提案したいのは、直接国の原子力政策に協力した方がまず率先して基金にお金を出すという事です。

 ここで言う「国の原子力政策に協力した」人というのは、現地で雇用された人を含みません。原子力発電を国家をあげて推進するにあたり、政治献金やらスポンサーの広告料としてかなりの範囲にお金がばら蒔かれたというのは隠ぺいしようのない事でしょう。政治献金を貰った政治家はまずその内容を確認した上、相応の額を基金に入れるべきでしょうし、巨額の広告料をもらったマスコミ各社や関連して利益を得てきた個人は、今になって東京電力の批判などせずに、黙って基金にお金を入れた方がいいのではないかと思うのです。

 そうして基金にお金を出した人たちの顔ぶれをみて、今回の原子力発電の事故をここまで大きくしてしまった原因がどこにあったのか、多くの人たちがはっきりと認識することになるでしょう。そうでもしないと、今回の事で多大な迷惑を被っている人たちの怒りの矛先がいつまで経ってもどこに持って行っていいかわからなくなり、復興自体にも大きな影響が出るでしょう。

 まずはこの件に関する一連の流れで常に見え隠れする隠ぺい体質を変えるためにも、基金に出させるべき人や団体にはしっかり出すものを出してもらうという行動が求められるのではないでしょうか。

安直な個人攻撃の前に

 相変わらず、テレビやラジオは本質を隠したまま一部のキーワードだけで世論を誘導しようとしています。柳田法務大臣の失言問題ですが、テレビもラジオもことごとく「二つ覚えておけばいいんですから」という事についてケシカランとやっていますが、発言の要旨を良く見ると、違う側面が浮き上がってきます。続きを読む

他の国を笑えなくなってきた

 この国の法務省は10月11日、大阪地検特捜部の前田恒彦容疑者を、最高検が起訴するのに先立ち、11日付けで懲戒免職としたそうです。あれだけいろいろ検察の捜査のやり方について批判を受けたにも関わらず、推定無罪の原則を全く無視するような処分の仕方をするとは、全くもってとんでもないですね。続きを読む

中国との付き合い方について考える

 日本の中国への外交姿勢が非難にさらされている昨今ですが、改めて日本がこれからどう中国という国と付き合っていくかを考えさせられます。全面降伏のようだと思われる方々も多いでしょうが、さしあたって中国指導部とのパイプを持つ人材がいないであろう今、日米安保を盾にしてアメリカにお願いすることしかできない政府であるからこそ、一気に中国の軍門に下るような判断をしたのでしょう。もっと強硬にと感じられる方もおられるかも知れませんが、日本という国を動かして移動することができない状況の中、これからもずっと隣国でいる中国にこれ以上強硬な行動を取られたら困る既得権益の受給者がたくさんいるということですね。続きを読む

既存マスコミに危機感はあるか?

 日々の出来事を報道するマスコミとネットで発信される情報を見比べて、その違いに困惑される人々がいるようで、本日の朝日新聞朝刊ではインターネットで小沢一郎氏に支持が集まったように報道されるのはなぜかという切り口で3名の専門家に意見を聞いたものを記事にしていました。一通り読ませていただきましたが、インターネットでの投票は誰でも何回でも投票できるからあまり意味はないとか、インターネットの世論を形成するのは20代から30代の若い世代なので、正確に世の中の意見を反映していないだとか、インターネットは何でもありだから数や勢いがすごいからといって信用できないだとか、一部私の解釈では正確でないかも知れませんが、だいたいこのような一般的な認識で新聞がインターネット世論をばっさり斬っているような印象が強い記事だったように思います。これは、専門家の方々個人の問題というよりも、どういう内容で書いてくれ(あるいは喋ってくれ)と依頼した新聞社の意図の結果ではないかと思います。私はむしろ、今回の小沢一郎氏を代表に推すネット世論の高まりには別の側面があると思っています。それは、いわばはなから従来メディアを無批判に信頼しない層の増大を予感させるものです。続きを読む

沖縄はどうなるか

 民主党党首選挙の結果について皆さんご存知だと思いますが、私はちょうど決定的瞬間には仕事でどうなっているかわかりませんでした。菅直人首相の圧勝で終了したということで、消費税10パーセント以上がほぼ決定し、高速道路千円も残りわずかといった流れになることを見越して、今後はできるだけ大きな買い物はしないように生活全般を改めたいと個人的には思っています(^^;)。それはそれとして、これから沖縄の方々はどう基地問題と向かいあっていくのか、それが気になります。続きを読む

災害時に備えるために

 9月1日は関東大震災が起こった日ということで、大がかりな防災訓練が全国各地で開かれました。テレビではその様子を放送したり非常用持ち出し袋の中身を紹介したりしていましたが、テレビの報道を鵜呑みにして高い防災用品を購入しまくるのはちょっとおすすめできないと思います。私は大震災を経験したわけではないので、避難所生活を経験された方からすると、ちょっとずれているかも知れませんが、基本的には普段使いのものを災害時にも使えるように揃えておくことが大事ではないかと思います。続きを読む

突撃レポーターの行方

 週末は京都まで出掛けていたのですが、車で出掛けたため帰りの渋滞に見事にひっかかり帰宅が深夜になってしまいました。で、一夜明けたら突然入ってきたのが梨元勝氏の訃報です。同業者のレポーターたちもその事実を知ったのは直前になってからだということに一部では批判もあるようですが、突撃取材を行っていた梨元氏のやり方を実は周辺の方々はあまり良く思っていなかったのかなとも思えます。梨元氏が作った芸能ジャーナリズムの手法について、せっかくの機会でありますので少々書いておきたいと思います。続きを読む

問題は法律の方にある?

 100才以上の高齢者が所在不明になり、育児放棄された子供が無残な姿で発見されるという、まさにこの世の末だと思えるようなニュースが何度も繰り返される割には、その原因はどこにあるかといった点にはあまり突っ込まれていないような感じがあります。隣近所の付き合いが薄れたのが原因だという話もありますが、それ以上にお互いのプライバシーに関わりたくとも深く関われないような空気を作り出したある法律の存在があります。それが、「個人情報保護法」なのですね。続きを読む

電気シェーバーの話ふたたび

 先日このブログで電気シェーバーの事を書いたばかりだったのですが、そのせいかわかりませんが髭剃り後に肌が痛いのに気づき、改めてシェーバーをよく見たら外刃が一部欠けてしまっていました(;_;)。ネットで外刃の値段を調べたら最安で3,000円あまりで、しかも地元の店には全く在庫がないという始末。機械本体はまだまだ使えるのですが、このまま毎日使っているとさらに肌が傷ついてしまうので、とりあえず替え刃が手に入るまでの代替品を探すことにしました。

 乾電池式のシェーバーについて、あれから色々と調べてみたのですが、往復式のものでは現在使っている泉精機製作所の3枚刃のものが使いやすいですが、違ったアプローチでということではフィリップスの回転式のものがあります。たまたま本日、近所のホームセンターでHQ904という乾電池式のシェーバーが2,980円で出ているのを発見し、とりあえず確保しました。続きを読む

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