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タッチパネルもいいけれど

 先日新しいノートパソコンをオーダーしたのですが、注文する際にちょっと気になっていたのが、マイクロソフトがアナウンスしていたモバイルパソコンのOrigami(おりがみ)でした。結果から言うと、キーボードのないパネル入力式で、ウィンドウズXPが動くデバイスということで、見た感じは取りはずしのきくカーナビといったあんばいです。正直なところ、GPSユニットをのせて車載すれば、今出ている高価なカーナビを買わなくても十分実用的な感じがします。ただそれを、モバイルパソコンとして常用できるのかというと、ちょっと疑問ではあります。

 こういう入力の考え方は当然あってもいいと思います。以前はキーボードに変わる入力方法として、音声入力のためのソフトがそれこそ将来の入力はこうなるというような感じでアピールされていたのを思い出します。しかし今、音声のみでパソコンを扱っている人はいません。いろいろな議論はあると思いますが、やはり今、一番早く多くのデータを入力できるデバイスはキーボードなのであり、筆記具代わりに使えるようにするためにはフルサイズに近い大きさで、ちゃんとクリック感のあるキーボードを搭載してくれないと少くとも私にとって、実用にはならないのです。

 そうした用途のため、B5サイズのノートパソコンに一定のニーズがあるわけですが、すべての機能を載せた上で小型化するのですから当然価格は高くなり、しかも高いということは気軽に使えないという、モバイル的用途には合わないものになってしまいます。

 上記のOrigamiでも、着脱可能なタッチタイピング可能なキーボード付きのものがあればいいのですが、そうでなければ単なるビューアーとしてはいいものの、長文のメールであったり、こうしたブログに書くのには全く適しないものになってしまいます。それこそカーナビの機能でもあれば購外対象にしますが、そうでなければHPやDELLあたりが安くB5サイズのノートパソコンを出してくれた方がすんなりと購入し、使えるのではないかと思います。ただ、Origamiは日本のメーカーも出すそうなので、まだしばらくは期待しつつ見ていきたいとは思っています。

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