2004年6月のテレビ
- 金曜エンタテイメント
「天童よしみの歌姫探偵(2)・別府〜湯布院温泉殺人事件!!3度の飯より歌が好き!!リストラ歌手が挑む恐怖の連続殺人!!伝説の歌手引退の裏の黒い秘密!?名曲熱唱で謎を解く」(フジテレビ・2004.6.25)
天童よしみの出演するミステリーということで、見方によってはふざけているという感じの作りになっていましたが、この長い題名を読んでくれればおわかりの通り、吉田日出子さん扮する伝説の歌手を再び歌わせるという筋立てになっています。
別にその内容についてとやかく書こうというのではありません。ドラマの一シーンで、伝説の歌手がまだ歌に未練を残すように、田舎のCDショップから流れてくる歌に聴い入っているというシーンがあるのです。このドラマで歌われる歌は、おそらくそのほとんどが番組のために書き下ろされたものなのですが、このシーンだけは皆さんご存知の、それこそ『伝説の歌手』の曲が流れてきたのでした。
その伝説の歌手とは「ちあきなおみ」さんなんですね。恐らくドラマの製作スタッフも、モチーフとしてだけではなく、本気でこの番組をちあきなおみさんに見てもらって、何とか復活してその歌声を聴かせて欲しいと思っているのではないか。そんなことまで考えてしまいました。
昨日から今日というか、今週はそれこそテレビではずっと美空ひばりさんの映画や歌声が流れていまして、ここのところずっとそうした事が続いています。それによって彼女の歌は再生し続けるわけですが、いくら美空ひばりが偉大だと言っても、私たちはまだまだいい歌を生で聴くことのできる可能性があるなら、何とか再び聴いてみたいと思っています。そうした企画がテレビで実現し、ここで紹介できるといいのですが。
2004年のテレビへ
私のテレビ批評に戻る
ホームへ
ご意見、ご感想をお寄せください
mail@y-terada.com