2001年3月のテレビ
- スーパーテレビ特別版
「昭和・爆笑王伝説」爆笑名人やすしきよし天才落語家・林家三平(2001.3.19)
最近になってこの手の番組が多いような。特に横山やすしさんが偉大だったというような感じの番組づくりが。この番組では奥さんと最近漫才の世界に飛び込んだ娘さんが出演してましたが、これだけ持ち上げるのなら、特に吉本興業を解雇されたときにどうして誰も助けなかったのか。葬式での西川きよし氏の挨拶が、ひどく白々しく聞こえたのは私の根性がひん曲がっているからなのでしょうか。
まあ、当事者にとってはきれい事では済まないことも多かったはずで、今となっては画面の向こうで決して騒動を起こさず、抜群に面白いやすしさんを懐かしむ気持ちもわからないではありません。
どちらかというとこの番組はやすしさんを偲ぶというものではなくて、娘さんのプロモーションという意味合いが強いのかもしれませんね。それにしても、漫才は漫才、落語は落語として楽しみたいのに、スタジオで司会の福留氏やその他出演者の笑い声とかぶるのはどうにも気分が悪くて(^^;)。とりあえず全編VTRを流しておいて、そのあとで思う存分語って欲しかったです。左下の小枠にスタジオの出演者が出てくることによって、どんどん現実に引き戻され、笑えなくなっていくのが悲しい番組でありました。
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