hp psc2450

 

 プリンタ自体にそうこだわらないまま、往年の名機として名高いエプソンのPM−700Cをずっと使い続けていて、ほとんど故障らしい故障もせず過ごしてきたのですが、ファックスも使える複合機(プリンタ・コピースキャナ)を増やそうと思い立ち、いろいろ調査しながらいいものを探していました。最終的にはブラザーのMFC-5840CNにしようかどうしようかかなり迷いました。でも結局、詰め替えインクでランニングコストがかなり節約できることが決め手となり、送料無料のインターネット通販で20,790円(税込)の購入でした。同時に詰め替えインクも発注し、合計でおよそ25,000円かかりましたが、これで当分インクの心配をしなくて済みますので、後悔はしていません。
 ここでは、各機能について私見ではありますが紹介していきます。


1.複合機のすすめ

 私がパソコンを初めて購入した頃はプリンタはプリンタ、スキャナはスキャナという風に売られていましたのでまずプリンタを買い、スキャナを買い足しました。購入したスキャナは薄型のものでケーブルに接続するだけのタイプだったため、そんなに使い勝手は悪くなかったのですが、すべて一台で済んでしまい、パソコンが起動していなくてもファックスやコピーが単体でできる複合機の便利さは格別です。

 私の場合、仕事で印刷することが必要になるまではプリンタの出番というのはほとんど年賀状シーズンしかありませんでしたが、あんまり使わないでいるとプリンタの調子そのものがおかしくなります。幸い前使っていたプリンタはしつこくヘッドクリーニングをすることで復活しましたが、長く使わずにそのまま駄目になってしまうことも考えられますので、使われるチャンスが多いものというのはかえって本体寿命を長くするものです。コピーならどこの家庭でも利用するでしょうし、ファックスを今使っているご家庭なら受信するたびにプリンタが動くので長くパソコンから印刷していなくても、いつでも印刷可能な状態になるでしょう。心配なのは肝心な時にインクの残量がないということかも知れませんが、hpのプリンタの場合、詰め替え方法の確立された純正に迫るインクキットが充実しています。ファックス受信がインク切れで印刷できなかった場合も、通電している状態ならば本体のメモリーにファックスの内容が残っていますので、あわてずにインクを入れ替えてから印刷することができます。

 私の場合、電話回線を二本持っていて、そのうち一つをファックス専用にしているので、hpのファックス付き複合機がぴったりとはまります。現在留守番電話付普通紙ファックスを使っているということだと、これに普通の留守番電話を付けなければいけないのでちょっとめんどくさいかも知れません(元々電話機があるなら、つなげて使えば電話と両方使えます)。その場合は、電話機付きの複合機(コードレス子機)付きのものがブラザーから発売されていますので検討してみてもいいかも知れません。標準でLANにつなげたり、パソコンとUSBで繋がっていれば、受信したファックスを印刷することなくパソコンにデータとして取り込めたりするという実に魅力的な複合機なのですがただ、こちらの場合インクは今のところほぼ純正のみと考えた方がいいと思います。また同じ家電メーカーであるシャープも、プリンタ部はhpという複合機を出しています。こちらの方はLAN機能はありませんし、少々価格が高いですが、インクカートリッジはhpのものなので、ランニングコストは低い可能性があります。どちらにしても、ファックスの買い替えを考えている場合、ファックスのついた複合機というのも視野に入れつつ購入を考えることで、かなり利用価値が上がるものと思います。皆さんもいろいろ研究してみてください。

 

2.ランニングコストを考える

 プリンタに関するランニングコストを考える時、使用する紙とインクというのがランニングコストということになると思います。プリンタでどういうものをプリントするかというところで変わってくると思いますが、インクはともかくとして、写真画質を求める場合はその多くは専用の用紙に依存する部分があります。その場合はコストがかかるのはどうしようもないと思われます。これはあくまでも私見でありますが、印刷に関するコストを下げるためには、普通紙を使ってプリントするのを主目的にするべきだと考えます。このプリンタの場合は黒を含めた4色プリントで十分ではないかと思います。そういった意味でも、hpの4色システムは私にとっては必要十分で、6色のフォトインクまではほとんど使うことはないのではと。

 特にhpは黒インクに顔料インクを使っていますので、かなり奇麗に出ますね。詰め替えインクにおいても、インクテックのキットや、INK77の顔料インクはインターネットでも評価が高いようです。とりあえず私は詰め替えキットが充実しているインクテックのものを入手し、黒を試してみましたが、十分な品質に満足しています。通常はインクを使ったら捨ててしまうインクカートリッジですが、プリンタヘッド一体型であるということで、かなりの詰め替え回数に耐えうるということです。詰め替え方法もそんなにナーバスになるようなこともないので、今までカートリッジを捨ててしまっていた方は一度試されてはいかがでしょうか。リンク先として私の購入した「リサイクルトナー良質」のページを紹介しておきます。

 用紙についてはそれこそ、500枚300円くらいで安売りしているもので間に合わせているのですが、黒インク4回分プラスカラーインクがそれぞれ8回×3詰め替えインクが4千円弱(送料込み)ということですから、わざわざコンビニにコピーをしに行くよりも印刷コストは下回るような感じになります。いったい次にインクを買い替えるのはいつになるかわかりませんが、その時にはここで紹介することで改めてトータルコストについては書いていきたいと思っています。

3.特有の機能

 写真を見るとわかると思いますが、hpのプリンタは前面給紙で前面から排出します。あまり厚い用紙を入れると紙づまりを起こしそうで恐いというのがウィークポイントかも知れませんし、印刷する面を伏せるようにしてセットしないといけないなど気を付けなくてはいけないことは多々あります。

 そういうことさえ気を付ければ背面を全く気にしなくて済みますし、両面印刷やリーフレット印刷(二つ折にすると本のように順に読んでいける)もできます。スキャンした画像は付属のソフトでpdfファイルに変換可能で、連続してスキャンすれば、複数の画像も同一の書類として保存ができます。例えば紙にすぐ出力しないが後で出力する必要がある資料がある場合、一つのpdfファイルとしてまとめておけば、すぐに紙のファイルに出力可能です。その際そのまま印刷してもいいですし、両面印刷をすることで枚数を半分に減らしてもいいでしょう

 また、各種メモリカードスロットを搭載していまして、外部メモリアダプタのようにも使えます。デジカメ画像だけでなく、ノートパソコンやPDAにデータを流し込むのにも使えますから、カードリーダーと併用しなくてもよくなり、かなりデスクトップ回りがすっきりします。

 hpのプリンタは新型が出ていますが、写真印刷に凝るようなことがなければまだまだメインで使えることでしょう。とりあえずこれから使い倒して、全体のランニングコストを出したいと思いますのでしばらくお待ち下さい。(2004.10.22) 

 


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