しずてつ電車まつりとは?

120年前のレール

 まずはこの大きな写真の説明から。このレールは日本で使われたかなり古いレールで、1881年に製造されたものです。国鉄から静岡鉄道へ払い下げ(?)られたレールは、今は長沼駅のホームにある屋根を支える支柱として使われています。この説明書き付きのレールは長沼駅の事務所を入ったところにあるのですが、普段は構内には部外者はなかなか入れないのですね。それが年に一度、車庫のある長沼駅でおまつりがあります。それが「しずてつ電車まつり」というわけ。子供向けにいろんなゲームやミニSLなどを楽しめるのですが、そういうものでなくなかなか普段見られないものを中心にここでは紹介していくことにしましょう。


祭り会場入口

 ここが静岡鉄道の長沼駅です。ちょっと見にくいですが踏み切りの左側にホームがあります。ちなみに左上にある大きな建物はJRの東静岡駅脇にあるNTTドコモのビルです。ドコモにはとってもお世話になっているんですけど、このビルを建てることにはほとんど貢献していないんですよね(^^;)。現場には駐車場がありませんので、公共の交通機関を使って行く必要があります。それが大々的にPRしない要因なのかも知れませんね。

車庫1

 入場料100円を払って中に入ると、車庫の中まで入れてしまいます。この左側が事務所で、運転指令室(当日は時間限定で見学可能)などがあり、右側には洗車場があり、ガソリンスタンドで洗車するような感じで、電車に乗ったまま洗車する様子を見学できる(これも時間限定)ようです。

車庫2

 更に奥へと入ってきました。手前では子供連れの方が休んでいましたが、実にほのぼのしていい感じでした。風船とか無料で配っていましたが、さすがにもらう気にはなりませんでしたね(^^;)。100円の入場料で実にいろいろしてもらえるようで、まさに知る人ぞ知るといった感じですね。ちなみに、静岡鉄道のホームページは

http://www.shizutetsu.co.jp/index.html

 です。詳しい内容などはこちらから確認のほどを。

かさ売り場

 思わず笑ってしまったのがこの光景でした。ものすごい年代物の貨物電車の貨車に、忘れ物の傘を下げて一本百円で売っていました。今はもちろん現役ではなく、こうしたイベントのために出しているのでしょうが、これでは折角の貨車がかわいそうな気もしますねえ。

デワ1

 ちなみに、これが貨車を引っ張る電車側に回って撮ったものです。写真が小さくて見にくいですが、正面に「デワ1」と書いてあります。ネットで調べたところ、1926年製だそうです。1881年のレールといい、かなり古いものを保管しているのですね。今鉄道は新静岡〜新清水間しか営業していませんが、県内でもいろんなところに路線を持っていたみたいですね。年に一回しか見る機会がないのが残念ですが、来年はもう少しじっくりと見に行きたいものです。


 

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