修善寺へ日帰り紅葉の旅

 

修善寺 虹の郷の紅葉

 紅葉シーズンもそろそろ終わりとなりますが、こちら静岡では12月の頭までは場所によっては十分見ることができます。そうした中で、今回は伊豆修善寺周辺へ出掛けてみることにしました。シーズンには多くの観光客が訪れるということで、あえて渋滞を避けるため原付での出動となりました。ただ、この時期、日が暮れるのが非常に早いので、往来の激しい走り慣れない道を夜に走りたくなかったので、今度こそはと朝の7時に出発しました。静岡から東海道を東へ向かう場合、できるだけ交通量の少ない道を選んで進んだとしても、どうしても避けては通れないルートがあります。今も交通の難所として知られる、静岡県の由比・薩た峠周辺です。今回は修善寺までのルートを紹介しながら、紅葉狩りの成果も紹介していきましょう。


追分ようかん本店

 静岡から東西へ移動する場合、普通は国道1号線を利用しますが、原付1種はどうしても最高速が制限されるため、できるだけわかりやすく、しかも往来の少ない道を選びたいものです。この道は旧東海道で、ちょうど清水の名物である「追分羊かん」の前を通り過ぎました。

清見寺

 旧東海道は清水駅前の道の手前を通り、そこから興津方面へと抜けます。車だとすんなり国道1号のバイパスに入るところですが、さすがに高速道路ばりの道に入っていく勇気はありません。ここは清見寺という由緒正しいお寺で、琉球や朝鮮通信使も江戸への途中立ち寄ったことで有名です。

ついにバイパス突入

 ずっと旧東海道を走っていきましたが、由比の手前になるとどうしてもバイパスを通らなければなりません。有名な薩た峠は歩行者しか通れないので由比宿の手前まではどうしてもバイパスを走らなければならないのです。ここは一般国道とは言うものの、高速道路並みに飛ばしている車もあり、細心の注意をしながら入りました。

藤屋 望嶽亭

 しばらく走って一番近い踏切から由比の宿に入ったところに見えてくるのが「藤屋 望嶽亭」です。ここは、幕末に薩摩藩に追われている幕府側の山岡鉄舟をかくまったとされる住居がそのまま残っています。由比から蒲原へと続く東海道の旧道には、このような史跡が沢山ありますので時間があったらいろいろ回りながら進むのもいいかも知れませんね。

富士市からの富士山

 富士川をわたり、富士市に入りました。朝食を抜いてきたのでここでちょっと遅めの朝食を取り、気分一新で向かいます。富士山もくっきり見えるいい天気です。

千本街道を沼津へ

 富士市を越えると、旧東海道と並行して広い千本街道が走っています。この写真のように、延々と松林が続いています。広いだけにトラックも多いですが、路肩も広めなので割と走りやすいですね。この道は沼津まで繋がっているので、ここまで来ればもう一息です。

道の駅 伊豆のへそ

 沼津から国道414号線に入り、しばらく進んだところにある道の駅「伊豆のへそ」です。ここは道の駅独自の施設ではなく、伊豆洋らんパークの駐車場内にあります。この駐車場自体は駐車料金がかかりませんが、道の駅のみ利用の際には洋らんパーク利用の方に配慮しないといけないかも知れません。この建物の隣には、伊豆でロケーションが行なわれたテレビドラマなどの紹介がまとめられた展示室があります。

 自宅を出てから4時間程度でようやく目的の修善寺温泉周辺に到着しました。さすがにすごい人出で、修禅寺(修善寺の地名の元となった弘法大師によって興されたお寺)にも多くの観光客が詰め掛けていました。ここまで車で入ってくるというのは実は無謀で(^^;)、簡単にここまで入ってこられるのも原付で出掛けたればこそです。紅葉も美しく、ここまで来た疲れも吹き飛びます。

 修善寺の紅葉というと、最近は観光施設の「虹の郷」に約2千本の紅葉が植えられていて、11月下旬から12月上旬にかけて「紅葉まつり」として夜間ライトアップされています。この写真と一番上の大きな写真が虹の郷で撮ったものです。通常の入場は1,000円ですが、JAF割引で900円で入場しました。さすがに夜まではいられませんでしたが、車で行くなら夜もいいかも知れませんね。

 修善寺を離れ、帰りは同じ道を通らず、三島方面の韮山で寄り道しました。幕末期の代官江川坦庵が大砲を作るために作った反射炉です。私のバイクの隣の銅像が江川坦庵で、その奥にあるのが反射炉です。

 こちらの方も紅葉は見頃でした。私の住む静岡市周辺も遅いですが、伊豆の方はさらに遅いという印象です。帰りは何とか恐怖の由比〜興津間にはだいたい夕方の4時過ぎぐらいに到達し、何とか明るいうちに通過することができました。風はかなり冷たかったですが、大きな寒波がこなければ伊豆半島で雪に会うこともありませんし、また出掛けてみたいと思います。


 

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