簡易コンロでの炊飯レポート

 

 前回に引き続きツーリング関連のレポートでなくてすみません。旅館などで使われる固形燃料を使って調理するためのコンロですが、果たしてどれくらいのことができるのかということで何と炊飯にチャレンジしてみました。最近では100円ショップでも1合半の無洗米が売られているところがありますので、極端な話何の用意がなくても米さえあれば何とかなるという自負があります。ただ、鍋を使っての炊飯自体がそう簡単なものではないということもあり、とりあえず自宅で実験的にやってみました。ちなみに、使った固形燃料はホームセンターで入手した一個30gのものです。それでは以下のレポートをご覧ください。


用意したもの

 今回のレポートに合わせて用意したセットです。普通のテーブル上で行なったため、木製コースターを敷いた簡易コンロからの輻射熱をカットし、テーブル面などを傷めないアルミ加工断熱シート(ユニフレーム バーナーシート小)を使い、ふきこぼれたものがコンロ内を汚さないように十字ゴトクの上にバーナーパッド(Sサイズ)をのせることにしました。100円ショップで入手した取っ手付きのボウルは米研ぎ用に、ステンレスの計量カップも100円ショップです。

セッティング

 今回使用する鍋は、スノーピークの『ソロセット焚』の鍋です。たまたま近所のスポーツ店の品物入替で、付属のマグカップが欠品という状態で1,000円という値段が付いていたので即効で入手してしまいました。熱伝導のいいアルミ製で、内部はこびりつきにくいスミフロン加工ということで、商品名の通りお米を炊くように作られたとも言えるものです。今回は一合を炊くことにし、一合のお米におよそ200ccの水を入れ、だいたい1時間くらいそのままにしておきました。じっくりとお米に水を吸わせ、火にかける前に中をかき回します。そして、フタの上に重しとして水の入ったシェラカップをのせておきます。

燃焼直後の状態

 固形燃料に点火してすぐの状態です。これはあくまで室内での様子なので、野外で行なう場合、風防をちゃんとしてもこれより弱くなってしまうかも知れません。ただ、これくらいの火力があれば、だいたい10分間ぐらいで中は沸騰します。30gの固形燃料が燃え尽きるのは、今回の場合だいたい23分くらいでした。果たしてこれからどうなるのでしょう(^^;)。

ふきこぼれ

 15分くらいすると写真のようにフタがグツグツと音をたててふきこぼれてきました。ここでいったんフタを取り、スプーンを使って焦げ付かないように一通りかき回します。この時、水が少なすぎるようでしたら水を足し、多すぎればしばらくフタを外して水を飛ばすようにします。何しろ固形燃料の場合は火力の調整が効かず、燃え尽きるにしたがってどんどん火力は弱まっていくのですから瞬時の判断が求められます。とりあえず今回はかき回しただけでまた重しをのせます。弱火でも湯気はちゃんと出続けています。

15分後

 先に出した写真の火の勢いと比べると、15分を越えた火の勢いはかなり弱くなっています。そのまま火が消えるまで待ち、蒸らしに入ります。フタはすぐには開けず、10分程度ワクワクしながら待ちました。

炊き上がり

 フタをあけたら惨憺たるものではなく、それらしい雰囲気に(^^)。ただ、蒸らし時間が足りなかったのか、やはり最後のところの火力が弱かったのか、多少水っぽい感じになってしまいました。それでも、中に芯があるような感じではなく、シェラカップによそっておいしくいただきました。普通に食べているのを100点としたら、70点ぐらいでしょうか。水をとばした後に蒸らせば完璧でした。

おこげの状態

 こちらは、鍋の底の部分です。写真ではわかりづらいかも知れませんが、わずかにオコゲができていました。途中でかき回していなければ、もっと焦げ付いていたかも知れません。火力は確かに弱い固形燃料ですが、室内であるとはいえこれだけちゃんとできるとは予想外でした。しかも今回は固形燃料を一個まるまる使い切っただけで、火加減の調節も固形燃料まかせでしたし。同じ事が野外でできるとは限りませんし、無洗米でも同じようにできるかどうかというのはやってみないとわかりませんが、次はぜひツーリングでチャレンジしてみたいものです。

スミフロン加工でこびりつきなし

 ソロセット焚の使用後です。さすがスミフロン加工というべきか、こびりつきは皆無です。野外では洗い物ができないので、キッチンペーパーやティッシュなどで軽くひとふきでそれなりにきれいになります。今回紹介したセットは、他のものといっしょにまとめ、ツーリングに持ち運びしやすいようにしています。まだ完全に完成しているわけではないので、そちらの方も完成したらこちらで紹介させていただくとともに、実戦でいろいろ試してみたいと思っています。全て固形燃料で行なうとしたら、炊飯の後市販のアルミ鍋セットを使って鍋にすれば燃料2個ですべてまかなえそうです。


 

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