先日から「ゲルマニウムラジオが欲しい!」と騒いでいまして、先日秋葉原に出かけたおりに製品版を探しまくったのですが、結局見つけられませんでした。ゲルマニウムラジオはキットしかないと言うことだったので、仕方なくというか半分喜んで(^^;)、はんだごてとキットを購入。中学生に戻った気分でラジオの製作にチャレンジしました。まあこんなようなものが完成したのですが、なかなか面白いものですね。ここでは、どこまで続くのかわかりませんが、様々な電子工作のことをレポートしていこうと思っています。(98.11.6)
ゲルマニウムラジオを作る
最初から部品をそろえなくても組み立てるだけでよいキットなので、用意するのは工具類だけでいいのが嬉しいところです。はんだごては必需品で、だいたい30ワットぐらいのがいいらしいです。手前にあるのがラジオペンチとニッパー。導線をむいたり部品を切ったり押さえたりするのに使います。あとはドライバーも用意していた方がいいみたいですね。 図面も簡単です(^^)。長くのびたアンテナ線から電波を捉え、ダイオードで検波、コンデンサを通してクリスタルイヤホンで聴きます。部品はダイオードにコンデンサ二本、抵抗一つにコイルアンテナ。これは中の棒を出したり入れたりする事で放送局を選びます。とにかく原始的な作りですね。 この図面通りにハンダ付けをした結果の映像です。ちょっとアップでとらえるとあらが出ますが(^^;)、このぐらいのアングルだとうまくいっているように見えるものです(^^)。このラジオのいいところは、もし故障しても自分で直すことができるということでしょう。部品もパーツ屋さんに行けば手に入りますし。何か急に偉くなった気分がします(^^)。 ゲルマニウムラジオは、一にも二にもアンテナです。ラジオとイヤホンの間にあるコンセントの片方のプラグだけがあるものがアンテナです。これをコンセントに差すとあら不思議。うちみたいな木造家屋ではうるさいぐらいに放送が聞こえてくるのです。ただ、地元の局がすべて入ってくるわけではなくて、周波数が高いものについてはちょっと工夫が必要なようです。窓のそばに高くテーブルタップを上げて実験してみたところ、全局入ってきました。しかし、原始的な選局方法のため放送局の電波が一緒になって入ってくるなどの不都合はありますが(^^;)。でも、電池のことを気にせず聞けるし、災害時や寝ながら静かに聞くのには最適のラジオだと思います。ちなみに、NHK第一の「ラジオ深夜便」はとってもおすすめです(^^)。
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