元祖・海の見える露天風呂

 

 あいにくの天気だったので、海の色もくすみがちですが、静岡に住んでいて、海の見える露天風呂といえば西伊豆堂ヶ島の『小松ビューホテル』の露天風呂でしょう。上の写真は旅館屋上の露天風呂ですが、ここからの展望もなかなかのものです。見にくいかもしれませんが、浴槽は総檜で、流しっぱなしにしているので気をつけないと温泉の成分で滑りますからご注意を。今回は宿泊客が入る前にお風呂を開放してくれ、ついでに豪華昼食も食べてしまおうというバスツアーに参加してきました。ツアーでなくてもだいたい食事と温泉パックはやっているそうですので、興味のある方は宿のほうに相談してください。しかし、この位置からですと海に沈む夕日が最高にいいロケーションで見えるのですが、残念ながらそうした恩恵にあずかれるのは宿泊した場合のみとなっています(^^;)。


かんぽのワッペン

 今回のツアーは、私が積み立てていたのではない簡易保険旅行の会のツアーというものでした。だいたい50名ぐらいの参加者でしたが、この私が参加者で一番の若手だったことからわかるように(^^;)、だいぶ場違いな感じがしました。

食事の数々

 今回は昼食と温泉がセットになっているプランで、こんな昼食がでました。このほかにも豪華舟盛りや、サザエの壷焼きとかあり、海の幸はほとんどカバーしているという感じですね。逆に肉類は全くないので、魚がだめという人には拷問に近かったのでは。写真左にあるのがこの時期にしてはちょっと季節外れの感じがするベニズワイガニなのですが……。

すっかり食べました

 やはりカニがあると無言で食べてしまいますね(^^;)。でも、カニの代わりにもっとアワビを大きくしてくれるとか(^^;)、そういう形でもよかったのですが。量のほうは食べきれるかなと思っていたのですが思っていたよりお腹にはたまらなくて、周りの人も残さず全部食べていました。

波打ち際へのトンネル

 さて、いよいよ目的のお風呂です。このホテル売り物の波打ち際の露天風呂へ行くには、正面の交通往来の激しい国道を渡らなければなりません。そこでこのトンネルが作られたのです。ここを下っていくと、反対側の海側へ出ます。で、いよいよ露天風呂体験となるはずだったのですが(^^;)。

波打ち際

 降りていくと、暗くて見にくいかもしれませんが、男女別の看板が立っていました。ご覧のとおりすばらしいロケーションで、わくわくしながら降りていきました。平日なのでもちろん誰もいないので、この雄大な気分を独占できるかと思うと、いても立ってもいられなく、ずんずん突き進んでしまいました。

雨よけのついた露天風呂

 で、辿りついたのがこの露天風呂です。雨よけもついているし、熱い湯とぬるい湯が分かれていました。さあ、入ろうと服を脱ぎかけた時、おかしなことに気づきました。私が昼食を食べた旅館は『小松ビューホテル』でしたが、この風呂には違う旅館の名前が(^^;)。実はこのお風呂、となりの『ホテルニュー小松清流』の露天風呂だったのですね(^^;)。慌てて服を着直して、この画面で言うと左上から降りていく『波打ち際の露天風呂』の方へと改めて行き直すことになりました。でも、こちらの風呂にも入りたかったなあ(^^)。

波打ち際の露天風呂

 これがその、露天風呂の全景です。女性用はこの上にあって、こちらと比べるとかなりこぎれいらしいですが、覗いてはいないので確認はしていません(^^)。しかし、海のそばにある露天としてはかなり歴史がありますから、この浴槽にもそれなりの重みというものがあるのではないでしょうか。

こんなに海に近い

 まさに波打ち際というだけあって、これだけ海に近いんですね。磯の香りというか、波が押し寄せるごとに何か気持ちがいいんですね。ただ、ここは周りからまる見えなので、土日とか宿泊のときに入りに行くのにはちょっと勇気が必要でしょうか。でも、この上の女性専用の露天は完全防備ですからそちらをご利用する方はお気になさらずに。一応、ここの露天は男性専用ではなく男女混浴という歌い文句なんで。

屋上露天風呂

 総檜の屋上露天風呂ですが、ここは見てのとおりダダーッとお湯が流れ続けていますので、表面に湯の華がついて、大変滑りやすくなっています。という私もへりの部分に腰かけようとしたら滑ってあと一歩で腰を打つところでした(^^;)。普段の日帰り利用ではこちらの風呂と、内湯のほうは利用できないようなので、ツアー参加の恩恵を受けたことをしみじみ感じました。ここからも夕日とかがきれいそうです。

内湯1

 内湯は屋上の下、最上階の6階にあります。サウナがあって、上がり湯に源泉を使っているような感じでしたが、成分表を見つけることができなかったのでそれ以上なんとも言えないのが辛いところです。こちらのほうは普通の浴槽ですね。

泡のお風呂

 上の写真のとなりの浴槽(といってもつながっているのですが)は、泡のお風呂になっています。女性用の屋上露天風呂にはジャグジーがついているので、男性は内湯で泡のお風呂を楽しむようになっているのです。やはり窓の外の見晴らしは最高ですね。

洗い場

 内湯ということで、カメラを持ちこむと湯気で曇ってしまうので、こんな風になってしまいました。洗い場の写真ですが、ちゃんと仕切りがついているので、となりの人を気にしないで使うことができます。細かいことですが、結構使う人のことを考えてくれているのですね。

西伊豆カーフェリー

 帰りは西伊豆土肥港からカーフェリーを使いました。田子の浦まで55分ということで、静岡からだと大体1時間ぐらい早く着きます。特に伊豆というのは渋滞の名所で(^^;)、週末などは東名沼津インター付近からめちゃくちゃ混みますので、こうしたフェリーを使ってのアクセスもいいかもしれません。夕日を見ながら露天風呂だったらやっぱり西伊豆ですよ(^^)。


私のお気に入りのページへ

ホームへ

ご意見、ご感想をお寄せください

mail@y-terada.com