愛媛県松山市というのは、私の住む静岡県静岡市と同じ規模の街でありながらなかなか風情のある街です。市内中心部に道後温泉があり、JRや市電の駅から路面電車に乗っていくことができます。写真はその「道後温泉駅」に鎮座している明治時代の機関車で、通称『坊ちゃん列車』ですが、今なんと、この列車は予約さえすれば路面電車の軌道を使って乗車することができるのです(^^;)。
ただ今回は、予約していなかったので実際には乗っていないんですが、こんなふうにして走らせてますよと言うことを紹介しようと思います。詳しい情報や予約(なんと当日でもインターネットを通じて空席紹介まである(^^))は、伊予鉄道の『坊ちゃん列車に乗ろう!』ページを参照してください。(2002.5.9)
|
坊ちゃん列車は道後温泉駅と松山市駅との間を往復運転しています。後ろに路面電車がいることから、ちゃんと軌道を走っていることがわかりますよね(^^)。この正面には前いよてつそごう(^^;)で、今はいよてつ高島屋があるんですが、この先は行き止まりです。さて、どうやって方向転換するのでしょうか。 |
|
まず最初に客車と機関車を切り離して、脇のレーンに移したあと、方向転換の軸のあるところで停止します。で、このように人力で機関車を回すわけです(^^)。一度勢いがついてしまえば、このように運転手さん一人だけでもくるっと回るんですね。 |
|
その後残された客車は前後ろ関係ないので、このように押して移動されるのですよ。割と必死に動かしているのを見ていると、ついつい応援してあげたくなってしまいます。機関車の方は前進後退自由自在なのですが、客車を動かすのは大変なんですね(^^)。 |
|
方向転換をした機関車を慎重に動かしつつ、連結作業です。 |
|
見事、連結が完了しました。まあ、こうして写真に納めてみると、実際に乗るよりも周りを取り巻いて見ていた方がいいような気もします(^^;)。でも、機会があるようでしたら是非乗ってみてくださいね。ちなみに、伊予鉄道が発行しているフリー乗車券では、路面電車全線と市内循環バスが一日乗り放題で300円です。道後温泉横の市営駐車場では、温泉利用者には一時間無料というサービスも行っています。一時間の料金も200円なので、車で市内に入っても市内散策は路面電車でというパターンが面白いです。 |
ご意見、ご感想をお寄せください
mail@y-terada.com